久留米絣

久留米絣

私が藍木野で働きたいと思ったのは海外駐在の時、日本人なのに日本を知らないと実感し何か少しでも日本の文化に触れたいと思ったからです。

難しい勉強は苦手だけれども布はとても好きで良く見ていたのですんなりと入っていけました。

インドネシアではイカットが好きで布を良く触っていました。久留米絣も同じ手括りで織られているのを知ったときは驚きました。

ルーマニアでは毛糸で機織りを大学の先生に習いましたが、ルーマニア語という大きな壁で先生との意思疎通が難しく上達しなかったのが残念、トントン緯糸を押さえる時にフォークを使うのにはさすがルーマニアと思いました。冬は暖房も無く寒くて機織りどころでは無かったけれど良い経験になりました。

先月は久留米絣の事を少し勉強し吉田さんの古布コレクションを見せてもらい改めて久留米絣の美しさに魅了されました。

ちなみに、後ろの大きい機で先生は教会に寄贈するタペストリーを織っていて圧巻でした。杉本