松枝家
先日ご紹介した松枝崇弘さんの家系を少しご紹介します。
曽祖父の松枝玉記さんが3代目で久留米絣の最後の人間国宝となりました。
普段着や農作業着だった久留米絣を淡い青色の『淡藍』や糸を染め分けて絵を織り込む『絵絣』などの高度な技法を取り入れて久留米絣のイメージを高級織物へと一新させました。
崇弘さんの祖父は久留米絣を継がずに会社員となりましたが
息子の松枝哲哉さん(崇弘さんのお父様)が後を継ぎ重要無形文化財技術保持者会会長となり久留米絣を広める活動に尽力されており人間国宝になるのを久留米絣に携わる誰もが望んでいました。
けれども昨年7月に64歳の若さで亡くなられてしまい久留米絣業界は悲しみに包まれました。
そんな中NHKで第68回日本伝統工芸展の入賞者が発表され崇弘さんの作品が出たときは吉田もとても嬉しかったそうです。
吉田も佐賀大学なので自慢の後輩ですね。
お母様の佐代子さんも久留米絣の作家さんで藍と白のコントラストを表現した作品で沢山の賞を受賞しています。
1枚目の写真は松枝玉記さん。2枚目は松枝哲哉さんの作品で吉田所蔵品です。